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2012 救護所日記 NO2

2012.01.05
本日は上腕骨上端部での骨折についてです。

このテーマについても度々書いた記憶がありますが、再度。

一昨日来所された患者さん。

転倒して右の肩を直接強打され、上肢の挙上が不可とのことです。

上腕骨骨折


上肢の挙上が強く制限されるものには様々な状態が存在します。

骨折、腱板断裂、鎖骨や肩関節の脱臼、打撲などなど

打撲?と思われるかもしれませんが、空手の技にある肩打ちなどは執拗に打たれると

上肢が挙上できなくなってきます。ガードが下がったところを上段の蹴りでKOなんて

ことも多くあります。

また、肩甲骨中央付近の「天宗」(いわゆる経穴)という場所をピンポイントで打たれると

これまた、上肢全体の力が抜けてしまい、挙上が著しく制限されます。

なのでどこを打ちつけたか?は重要なヒントです。

次に直接患部を打ち付けてはいないケース。ここでは介達外力が患部に作用したわけですから

力のかかった方向を分かる限り聞き出さなくてはなりません。

要は患者が訴えることを一語一句聞き漏らしてはならないということです。

時に、患者は重要なヒントを口走っていますので、注意深く聞き漏らさないことです。

その作業と平行して、視診から自動運動、触診と移るわけですが、視診の段階で脱臼の有無、

そして腫脹の有無は判断出来ているはずです。

自動運動は、受傷直後に「全く動かなかった」と訴えても、動くようになっているケースも度々

ありますので、確認が必須です。

また、自動運動がある程度可能な場合でも「骨折」の存在することが多々ありますので

動かない = 骨折 とは考えないことです。

骨折部が嚙合していれば、80~90°も挙上が可能だった症例も経験しています。

「動かない」というのは一つの情報に過ぎませんので注意が必要です。

そして触診においては、筋緊張、腫脹の硬さ、圧痛を調べていきます。

だらっと書きましたがこれらを一連の流れの中で行っていくわけです。

そして絞り込むわけです。

今回の場合、来所されたときの肢位とまず着衣の上から触った腫脹の具合で骨折の可能性が高い

事が強く疑われましたので、比較的容易に判断がつく症例だったと思います。

しかし、先日の脛骨骨折でも書きましたが、腫脹や筋緊張は時間経過と共に刻一刻と変化しますので

時間経過を考慮した判断が必要です。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、三角筋の緊張が健側に比して強くなってきているのが分か

りました。そして圧痛を静かに調べ、軸圧痛も存在したためほぼ判断終了です。

やさしくゆっくりと軸圧をかける際、軋轢音の触知、もしくは不安定性が確認できれば、いくつかの

パーツに粉砕している可能性が高いといえます。

応急処置は、三角巾による提肘とバンドです。

診断は慎重に丁寧にかつ迅速に!

今日は以上です。

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テーマ : 医療・病気・治療

ジャンル : 心と身体

タグ : 上腕骨 骨折 中山塾 ほねつぎ 柔道整復師 柔整師 救護所
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プロフィール

骨じい

Author:骨じい
中山 辰也 44歳
中山予防医学研究所
ほねつぎ実践中山塾主宰
健柔グループ理事

現代の過剰診療に危機感を覚え、「病院へは行かない」・「お薬は飲まない」を実践しています。いたって健康!

セルフメディケーションを目指しています。

極端に言えば、救急医療を除いては、もしかして医療の大部分は必要ないかもしれない!?

そうすれば救急医療が守られるかも。。。

なんて考えている変った柔道整復師です。

冬はスキー場の救護所でケガ人の応急対応を行っています。

現在外傷処置の修業中です。

目指すは「ほねつぎ復興」そして「赤髭」。

気軽にご意見・ご指摘・メッセージいただければうれしく思います。

誹謗・中傷も大歓迎!

ただし正々堂々(実名)で、お待ちしております。

患者さんはhttp://nakayama-sekkotsu.com/をご覧ください。

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